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『逆襲のシャア』はガンダムシリーズの劇場版アニメです。

個人的にこの作品は前回記事の『マクロス~愛・おぼえていますか』
肩を並べる最高の作品だと思っています。
どれだけ他の良い作品が後に続々と出てきてもそれは変わらずです。

とは言っても初めて『逆襲のシャア』を見た時には、正直、いまひとつ
ピンときていなかったというか、意味が分かっていなかった部分も
多かったかもしれません。

それでも何かしらしっかりと心に刺さっていたのでしょうね。
だから、その後もずっと記憶に残って少しずつ自分の中で最高の
作品だったと言えるまでになったのだと思います。

この作品の魅力は何なのかというのはひとことでは難しいです。

しいていえば、シャアという存在かなと思います。
シャアは敵であり、ラスボスです。
しかし、これほどまでカリスマ性があり、後にもずっと生き続け、
愛され続けたラスボスは他にはないと思います。

どんなアニメ作品のラスボスでも、最後は必ず主人公に
ぶった推されてしまいます。
中にはかっこよく名言を残して死んでいくラスボスもいますが
基本的には敵として殺されてしまうわけですね。

一方、シャアはまったく殺されません。

『逆襲のシャア』でも、シャアはしっかり生き残ったたまま、
話が終わるのですよね。

しかも、興味深いのは、話の中でも、主人公のアムロと
シャアはお互いに自分の主張をぶつけ合いながらも、
決してとどめを刺さないのです。

どちらかがとどめを刺せるというのに、刺さないで、お互いに
主張をぶつけ、対話し続けるのです。

20210828001.jpg

何と言ったらいいのでしょう。
決してとどめを刺さない美徳。
そんな印象です。

ちなみに、『逆襲のシャア』では、どちらの主張も正しいとも
間違っているとも言える、とても判断がむずかしいものでした。

ですので、ラストは無事、平和に終わったように見えて、
何かしら胸につかえるような疑問を残したまま、終わる
という感じでした。

この先も、決してとどめを刺さず、主人公のアムロとラスボスの
シャアが永遠と戦い、対話していくことになるのでしょう。

これがガンダムシリーズの最大の魅力ではないかと思っています。





昭和、平成、令和と時代を経て、今年、『閃光のハサウェイ』という
『逆襲のシャア』の続編が上映されたようです。
興行収入が20億円を越えたそうです。
しかし、この作品では肝心のシャアが登場しないようなのですが・・・
個人的には「シャアのいないガンダムはガンダムにあらず」だと
思っているので、正直少し残念ではありますが。
それでも、時代を経て、続いていることに嬉しさがこみ上げてきます。





私はアニメはジブリもその他作品も見ます。
オタクと言えるほど、幅は広くないですが、長年に渡って
好きな作品がいくつかあります。

その中で、10年、20年、それ以上経った今でもまったく
色あせることなく一番好きな作品を一つ選ぶとすれば・・・

『超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~』

これが今でも一番好きと言える作品です。

マクロスと聞いて一応は知っているという方もいると思います。
ただ、これは、映画版です。
テレビで放送されていたものとは、まったく雰囲気が違います。

ストーリー、映像、音楽、どれをとっても圧倒的なものがあります。
この映画が公開されたのは1984年です。
もちろん、CGもなく、インターネットもビデオさえもまだ
普及していなかった時代です。
当時の時代を考えると、あり得ないレベルだと思います。
いや、どの時代の作品とも比較さえできない異次元の
レベルといったほうがよいかもしれません。

アニメーターの知り合いから聞いたところ、今の業界では
そのようなアニメは絶対に作れないでしょうし、当時の
業界は本当にすごかったと思います、ということでした。
ちょっと偏屈なところがある方(笑)なので、それ以上の
ことを聞いてもなぜか詳しくは教えてくれませんでした。
おそらく、技術的なこともあると思いますが、当時の時代を
考えると、このレベルのものを作り上げるための人員、時間、
コストまで含めると、今の時代では、到底無理だということだと
私は解釈しています。
それほど異次元の力を総結集した無二の作品ということですね。

ところで、あまり、この作品を知らない人は、なぜ主人公らしき
女性が戦闘の中で、歌を歌っているのか、と疑問を抱く人もいると
思います。

あれは、むやみやたらに歌っているわけではないのです。
実はそこには、人類、異星人、遺伝子操作、文化(文明)といった
このストーリーの肝となるキーワードが隠されています。

少しネタバレになりますが・・・
人類と敵(巨人の異星人)は実は、どちらも太古の昔に
異星人(人間のような異星人?)が遺伝子工学によって
作り出したものでした。
つまり、異星人は、遺伝子操作によって自分たちの
遺伝子から、人間や敵(巨人の異星人)を作り出した
創造主だったわけです。
その創造主である異星人の間で流行った曲がありました。
異星人と言っても自分たちの遺伝子から人間を作り出した
わけですから、人類と同じように音楽を楽しむ文化があった
ということでしょう。
その歌詞とメロディが収められていた媒体を戦争で廃墟と
なった地球で偶然にみつけ出されました。
そして、主人公の歌手である女性(リン・ミンメイ)が、
戦場の中で、その曲を歌うことで、敵(巨人の異星人)は
自分たちにも音楽に感動する心があり、文化を大切にする
気持ちがあったことを思い出し、文化を取り戻すために
戦争を終結へと向かわせるきっかけになった感じです。

コロナ禍の混沌とした今の時代からこそあらためて考えて
みなければいけない内容だと思います。

この作品の主題歌『愛・おぼえていますか』の歌手は
飯島真理さんというのは知っている人は多いと思いますが
作詞作曲はご夫婦です。

作詞: 安井かずみ
作曲: 加藤和彦

お二人ともいなくなってさみしいかぎりです。
歌詞も曲も素敵なので、永遠に受け継がれている感じです。



今 あなたの視線感じる
離れてても
体中が 暖かくなるの

今 あなたの愛信じます
どうぞ私を
遠くから 見守って下さい

昨日まで 涙でくもってた
世界は今

おぼえていますか 目と目が合ったときを
おぼえていますか  手と手が触れ合ったとき
それは初めての 愛の旅立ちでした

I love you, so

もう ひとりぼっちじゃない
あなたがいるから



ラストシーンです。(愛おぼえていますかの曲が流れます。)
(ついでに天使の絵の具という曲も動画でつないでくれています。)





飯島真理さんから、マクロスFで中島愛さんへと
受け継がれている感じが嬉しいです。





さらに時代が流れ、初音ミク?AIにも受け継がれました。(笑)





それと、この作品で忘れてはいけないのが、BGMです。
これがまた素敵です。
作曲は羽田健太郎さんですが、残念ながら、この方ももういません。

終盤のBGMです。





おまけ(この戦闘シーンは1984年当時にしてすごいです。)